歌舞伎座「七月大歌舞伎」初日開幕
7月5日(土)、歌舞伎座 「七月大歌舞伎」が開幕し、昼の部を、安倍首相ご夫妻、ケネディ駐日アメリカ大使ご夫妻がご観劇されました。
先に到着されていたケネディ駐日アメリカ大使が安倍首相ご夫妻をお出迎えされ、大谷信義松竹株式会社会長、迫本淳一社長もともにご挨拶しました。客席に入ると、満員の客席からは大きな拍手が。序幕の『正札附根元草摺』の幕が上がると、両ご夫妻は笑顔で拍手を贈られていました。
昼の部で荒事の豪快さに満ちた曽我物舞踊の『正札附根元草摺』、夏の大坂を舞台に奔走する俠客たちを描いた『夏祭浪花鑑』をご覧になられた両ご夫妻は、客席からの拍手に応えられると、笑顔で劇場を後にされました。
また、今月夜の部では、狂言をもとにした軽快な舞踊劇『悪太郎』、岡本綺堂が芸術家の苦悩を描きだした新歌舞伎『修禅寺物語』、泉鏡花が独自の世界観で創りあげた異形の姫と人間との夢幻の恋物語『天守物語』と、魅力ある演目が並んでいます。
その『天守物語』にちなみ、今月歌舞伎座の2階ロビーでは、泉鏡花愛蔵の「摩耶夫人像(まやぶにんぞう)」を初めて公開しています。
▼
2014/07/05