月乃助出演『さくら橋』初日開幕【上演時間追記】
8月2日(金)、新橋演舞場で『さくら橋』が初日の幕を開けます。前日の公開舞台稽古で、出演の市川月乃助ほか出演者が、コメントを寄せました。
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藤山直美
父(藤山寛美)が松竹新喜劇の恒例公演をやらせていただいた夏の新橋演舞場に、娘の私が出演させていただけるのはありがたいことやと感謝しています。私が演じる花は、騙されても喬のために一生懸命になる、そんな純粋なところを見てもらえたらええなと思います。
初めてご一緒する加賀さん、月乃助さん、安達さんをはじめ出演者の皆さんと、一生懸命稽古を重ねてきました。いよいよ初日を迎えます。暑い夏ですけれども、このお芝居を多くのお客様に楽しんでもらえたら嬉しいです。
加賀まりこ
丸井かねという女性は、言葉はきついけれども心は温かく情もある。そういうところをうまく出せればいいなと思います。神田の生まれ育ちなので下町の情緒は知っているし、役づくりへの戸惑いはありません。花道を使うのは今回が初めてなのですが、大好きだった藤間紫さんや山岡久乃さんに背中を押していただいて、精いっぱい歩いていきたいと思います。天才・藤山直美さんとの夏がいよいよ本番を迎えることにわくわくしています。
市川月乃助
直美さんとの初共演は、とにかく緊張の連続です。先日、この舞台の夢を2度も見たんです。直美さんのアドリブについていけなくて客席がざわつき出す...。それほど緊張しているのでしょうね。三杉喬という人物は何をやっても許される二枚目で、ともすれば嫌な男になりかねないので、その時その時を真剣に生きているという強い思いで演じたいです。笑いの絶えない稽古場で、僕もこのような芝居は初めてなので、どうにかお客様にもその笑いや涙をお届けできればと思います。
安達祐実
桃子は生みの親、育ての親の両方からわがままに育てられたにもかかわらず、それに甘えることなく強く生きている女性だなと思っています。気の強いところはなんとなく自分に似ているようにも感じています。藤山直美さんとは初めてご一緒させていただきますが、やはり相当緊張します。「気楽にやってください」と言ってくださったのがありがたかったです。家族のような一体感のあるこの座組みで、千穐楽まで頑張ります。
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月乃助が藤山直美を相手に初めてともいえる役どころに挑戦。『さくら橋』は27日(火)までの上演、チケットはチケットWeb松竹、チケットホン松竹にて販売中です。
■上演時間
【昼の部】
第一幕 11:00-11:55
<休憩 30分>
第二幕 12:25-1:20
<休憩 25分>
第三幕 1:45-2:35
【夜の部】
第一幕 4:00-4:55
<休憩 30分>
第二幕 5:25-6:20
<休憩 25分>
第三幕 6:45-7:35
※8月7日記。変更がある場合があります。