平成中村座「四月大歌舞伎」初日の賑わい
昨年11月にスタートした平成中村座ロングラン公演も残すところあと2か月。「四月大歌舞伎」は第1部、第2部ともに充実のラインナップでお届けします。舞台写真と共に初日の賑やかな様子をご紹介します。
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第1部は待望の『法界坊』を上演。平成中村座が誕生した2000年、第1回公演での衝撃の登場から、大阪、N.Y.と上演を重ね進化を続ける平成中村座の代表作です。まさに「隅田川」を舞台に繰り広げられるご当地もの。勘三郎はアドリブ満載、場内を走りまわる大熱演! パワーアップした『法界坊』が誕生しました。終盤、「双面水照月(ふたおもてみずにてるつき)」での立廻りでは、舞台の奥が開き、現実の世界が登場! 勘三郎が東京スカイツリーをバックにきめます!
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第2部は『小笠原騒動』を上演。1999年に南座で復活上演を果たし、東京、名古屋、博多と全国で喝采を浴びた話題作が、いよいよ平成中村座に初登場! 終盤には水車と本水を使った演出で橋之助、勘九郎が豪快な立廻りをみせます! 上の写真は、舞台終盤水車を前に立廻りを披露する橋之助と勘九郎。水をかけあいながらの2人の立廻り、回転する水車にしがみつく橋之助の活躍など見どころも満載です。
2012/04/02