勘三郎も登場!「落語立川流 In 平成中村座」が開催されました

勘三郎も登場!「落語立川流 In 平成中村座」が開催されました

左から立川談笑、立川志らく、高田文夫、中村勘三郎、立川談春、立川生志

 2月20日(月)平成中村座で、昨年11月に亡くなった立川談志さんを追悼する公演「落語立川流 In 平成中村座」が開催されました。2002年の平成中村座大阪公演の際には、談志さんが特別企画として落語会を行うなど、生前親交のあった中村勘三郎が開催を熱望し実現した特別な公演とあって、場内は活気に満ち溢れました。
 立川流一門の立川談笑(「金明竹」)、立川志らく(「疝気の虫」)、仲入りをはさみ、立川生志(「反対俥」)、立川談春(「白井権八」)が熱のこもった落語を舞台で披露。

 続く「座談」には一門の4人に加え高田文夫、中村勘三郎も出演。勘三郎が約25年前の初対面の際に、下駄で拍子をとる『高坏』をスリッパ履きで口三味線で披露し喜んでもらった話を紹介するなど、各々が故人との思い出話をする度に場内は大きな笑いに包まれました。
 最後に勘三郎が「この公演は(チケット売り出し後)5分で完売!お客さんの"気"というものが大好きな人でしたから、本当に嬉しいです」と挨拶。最後はお客様とともに三本締めで賑やかに幕となりました。

平成中村座では、3月3日(土)から「中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露 平成中村座 三月大歌舞伎」が始まります。「平成中村座 四月大歌舞伎」には、待望の『法界坊』と『小笠原騒動』が登場。隅田公園でのロングラン公演も5月まで!江戸の芝居小屋の雰囲気を今に伝える平成中村座での歌舞伎をぜひお見逃しなく。

2012/02/22